90年代生まれの戯言
田舎者のつぶやきブログ
仕事・アルバイト

試験という名の地獄①

11月19日 世界トイレの日
この日は世界のトイレを研究しているシンガポールのJack Sim氏が設立したWorld Toilet Organization(世界トイレ機関、WTO)が制定したとのことです。

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日本の誇る技術の一つにトイレがあるそうですね。
特にウォシュレット機能と陶器を使ったトイレを使ったのは日本が初めてだったとか。

そういう点では世界にはいろいろなトイレがありますし、私の生まれるより古い時代はぼっとん便所とか言う時代もあったんですよね。
そういう点ではどこにでも洋式トイレがある今の時代は大分恵まれているんだろうなと思います。

今日は試験の話。
皆さんは試験と聞くと何を想像しますか?
大多数の人は学校で受けるテストを連想しますでしょうかね?

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また工場に勤めている人で、学生時代よりもキャリア年数が多い人なんかは生産する商品の検査などを試験と呼んでいるかもしれませんね。

私はIT関係に勤めていますが、同じ業種で働いている方はこの言葉を聞くとあんまりいい思い出はないのではないでしょうか?
我々の業種で試験という言葉でよく使われる名称に「単体試験」とか「結合試験」とか「総合試験」なんて言葉が登場してきます。

私の仕事では主にお客さんが社内のネットワーク上であるシステムを利用したいという要望に対して、安全に利用していただくように色々な調査や聞き込みをすることでこんな機械とかサービスを組み込めば使えるようになりまっせと進めて時間をかけたうえで最終的にシステムを作っていくという進め方をします。

大分ざっくり話ましたが、この中で一番怖いのが試験です。
この試験とは頭の中で考えた「僕の考えた最高にコスパがよくてお客さんの手間のかからないシステム」が実現できるかを確認するための作業になります。

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この確認を怠ると、後々でとんでもないことを巻き起こすことになりうるため、気は抜けません。

進め方としてはまず一つ一つの部品が正しく動作しているかという点を確認する単体試験から行います。
例えば我が家にテレビを新しく置きます。

そうすると単体試験ではこのテレビ単体での動作について正しい挙動を取るかを確認することになります。

正しい挙動の一つとして「テレビがリモコンからくる命令に正しく反応するか」という試験があったとします。

そうすると、試験としてはテレビに付属するリモコンのボタンすべてを押して、正しい動作になるか確認するということを行うのが単体試験でやることです。

このほかにも「テレビは電源ボタン押さなければずっとついているか確認」や「テレビについてる端子はすべて接続すれば使えるものか」などを確認するという仕事が我々のIT系の一部業務では発生します。

一見、これだけ見ると「なんかすごい簡単な仕事やってるな」と思えるかもしれません。
ぶっちゃけ試験の内容自体は理解してしまえば小学生でもできると思います。

しかし、単体試験の地獄はこの単純さにあります。
確かに上記で書いたようなテレビの動作を確認する行為が1台とか2台に対して試験を行うというのであれば楽チンチンです。

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ですが、現実はそんなに簡単にお給料がもらえるわけではなく、1週間でテレビ400台の確認を行うといったような規模で実施することがざらにあります。

ぶっちゃけると単体試験は単純労働すぎて地獄という側面が私の場合強く出てきます。
同じテレビに対して毎日同じことを確認する。何か異常が出てくれた方が一日の気分転換にもなるというのにテレビもメーカーが作るものなので早々簡単に異常は見られません。

そういう点でクリエイティブな仕事をすると思われるIT系でも、この単体試験は単純さゆえの地獄を持っています。
私なんかは新人の頃、1000台近くの機械の単体試験を2か月近くかけて実施したという経験もあります。
その時のことはあまりよく覚えていません。なんか経験になったかというと、その機械について少し挙動の点で詳しくなったくらいなもんです。

ここまで試験実施の愚痴を言ってきましたが、もちろん試験で面白いところもあります。
それは試験項目を作成する部分です。
これは頭の中で思い描く「僕の考えた最高にコスパがよくてお客さんの手間のかからないシステム」が本当に実現できることを証明するためにはどのような点を確認しなくてはいけないのか、という視点で創意工夫する余地があるため私は比較的この作業は好きな部類になります。

ただそういう仕事は職種的にも上級の人やリーダー系の人が比較的従事することが多い役割でもありますので、私もキャリアップしないとあまりやらせてくれるということは滅多にないということで、早く仕事を覚えてそういった楽しい作業に従事できるようにしていきたいなと日々努力をしています。

単体試験だけで結構尺を使ってしまいましたので、明日はこの続きから話を進めたいと思います。
この後に紹介する総合試験なんかでは今回の単純地獄とはまた別の地獄が待っていることになります。
地獄は多いけど、その分楽しい部分もあるから興味があったら是非IT系にみんな来てね★

職業人口が減少していってるって話だから素人でも簡単に就職することができるよ!(保障はないけど)

それでは、また。