90年代生まれの戯言
田舎者のつぶやきブログ
未分類

劇画のおもしろさ

7月24日 今日は劇画の日
1964年のこの日、劇画雑誌「ガロ」が創刊された日だとのことです。
ガロと言えば白土三平の「カムイ伝」とか有名ですね。
当時高校生の頃に図書館にカムイ伝とカムイが外伝が置かれててよく読んでましたねー。
どちらかというとカムイ外伝のほうがアクションとか主人公がよく登場してきて好んで読んでいました。

今日は漫画の話
早速ですが、劇画の漫画って皆さん読まれたことありますか?
そもそも劇画の漫画ってどういう漫画でしょうか?
劇画の定義があるのか調べてみると、デジタル大辞泉でこんな記載を見つけました。

ストーリーをもった漫画のうち、描線が動的で、画面の遠近のとり方や背景の描き方などが写実的なもの。筋立てのおもしろさ・現実性を主眼とする。
https://kotobank.jp/word/%E5%8A%87%E7%94%BB-59302

少しまだピンと来ませんが、個人的にはこの「写実的」というフレーズが一番引っ掛かりますね。
劇画は鉄腕アトムのようなキャラクターをデフォルメしたような世界観ではなく、現実の背景や登場人物の書き込みをよりリアル(写実的)にしたような作品で言われるようなイメージですかね。
そういわれると「ゴルゴ13」とか「巨人の星」、上で挙げている「カムイ伝」とかはキャラクターの頭身が高くて現実的な話に少しフィクションを混ぜるようなテイストになっていますね。


1960年代に流行したこの劇画というジャンルもかれこれ60年近く続くわけですが、私が好きな漫画の一つである「あしたのジョー」とかも劇画になりますね。この作品は私が小学生の時に出会った作品でしたので2000年くらいでしょうか。60年代に連載されていた劇画が当時でも愛されていたのにはキャラにとても魅力があったからなのではないかと考えています。
主人公の矢吹ジョーが荒れくれた不良少年からボクシングを通じて成長していく姿や人間心理は今でも色褪せません。


ただ、私のような90年代に生まれた人間にとって矢吹ジョーの世界観(50-60年代でしょうか?)は全然リアルではありません。
河川敷近くに掘っ立て小屋をジムにして練習するのなんか見たことないですし、セコンドにつく丹下団平のような眼帯も見たことないし、マンモス西がつまみ食いしていた屋台のうどん屋(ラーメン屋はありますが)なんかも見たことがない。

これって全然リアルじゃないんですよね笑
ただ、それでもリアルと思えるということは劇画の重要なところは絵や設定ではなく、人間描写や背景をリアルに描くことなのかと考えています。端的にいうと、漫画の中で本当にキャラがそこで生活しているように見えるくらいち密な生活描写やリアルなセリフが入れば「あー本当にこんなキャラ現実にもいそうだな」という思いに読者は駆り立てられて時には親近感、時には嫌悪感をもってキャラを見るようになる。そうすると漫画が進むにつれてそのキャラが戦ったりすると読者もそのキャラに対してより肩に力を入れて読むようになり愛着がわくようになります。


たぶん私もあしたのジョーにハマったのはそういう風に矢吹ジョーを見るようになっていったため、今でも心に残っている漫画になったのだと思います。私も生涯で1作品くらい漫画を作りたいなと思いながらかれこれ28になってしまいました。
こういった歴代の名作のいいところを吸い上げて自分の満足のいく作品を作れるようになりたいなー。

それでは、また。