90年代生まれの戯言
田舎者のつぶやきブログ
仕事・アルバイト

家庭教師について

6月21日 今日はがん支え合いの日
がん患者や家族を支援するNPO法人が制定した日とのこと。
がん。。。幸いにも私の身近でがんを発症した人はいないですが、
日本人は2人に1人は発症するといわれるくらい怖い病です。
できればなりたくないものですが、なることを想定して何事も若いうちから後悔ないように生きねばなりませんね。

今日は家庭教師の話
皆さんアルバイトってしたことありますか?
私は大学2年になってから初めてアルバイトを始めました。
最初で最後の長期のアルバイトとして選んだのが「家庭教師」というアルバイトでした。

「家庭教師」を選択した理由
なぜ家庭教師をアルバイトにしたのか。
人によってアルバイトをするなかで考慮すべきポイントがあるかと思いますが、私は以下の理由が大きかったため家庭教師を選びました。
・高給なバイト代
 →アルバイトの中でも高給取りの部類に加わる家庭教師。東大とか有名大学・有名高校卒業の看板を背負った大学生なら時給1~5万とかになると昔聞いたことがあるくらいです。もはやそれで食っていけるな。
 あいにく私は無名大学の学生だったので時給は北海道のアルバイト市場では割と高い方に入る部類というくらいでした。  


・時間をあまりかけなくてよい
 →基本的に家庭教師は複数生徒を持たない場合は週に2~3回程度の割合での業務になります。
 私はアルバイトにばかり時間を取られて遊ぶ時間が作れなかったりすることを嫌う質だったのでこのポイントも重宝しました。なので教えてた生徒は1人だけでした。


・ごはん代が浮く
 →飲食店のアルバイトだと賄い飯などにありつけて食費が浮くという話はよくありますが、家庭教師でも賄いどころか普通の食事にありつけることができます。基本的に業務の時間は生徒が部活動などの活動を終えて学校から帰ってくる時間帯になりますので18時~というのが一般的です。その時間帯で業務をすると、両親も食事を作っているということがよくあり、あわよくばアルバイトの自分の分も作ってもてなしていただけるなんてこともあったりします。私も教えていた生徒の親と良好な関係になってからは夕飯をごちそうしていただけたり、おやつを提供していただけたりすることがよくありました。


・人に何かを教えることが好き
 →これが選ぶにあたって一番大きい理由でした。昔から人に物事を伝えたり教えることが好きな性分だったため、それを活かすことができる仕事をやりたいと当時考えていました。中学校までの将来の夢は教師だったくらいです。高校からは教師になるという夢が薄れつつも、一度くらい何かを教える仕事がやってみたいということから家庭教師を始めました。じゃあ塾講師でもいいじゃんと思う人もいるかもしれませんが、当時はアルバイト自体経験がなかったため、一人だけしか教えなくてよいという点で家庭教師を選んだという顛末です。

ここまでが私のアルバイトを家庭教師にした理由になります。
今からアルバイトを探し始めている人で何かが刺さればうれしいです。
次は家庭教師をするうえで私が経験して感じた各視点からの感想と注意です。

〇アルバイトで家庭教師をする人向けの目線
 家庭教師でアルバイトをする人はまずは親御さんと良好な関係になれるように努力することがポイントです。
 結局は先生の採用可否、長く続けるか否かを選択するのは両親だからです。そして勉強を教えているときというのは基本的に生徒と自分しかいないためしっかり仕事しているのか親御さんは判断することができません。

 だから授業の始まりと終わりなどに簡単に今日教える内容や生徒の授業態度、学校の課題についてなどの情報共有をするなどして親御さんとコミュニケーションを取ることが大事です。親御さんが家におらず接触する機会がない場合でも連絡帳のようなメモを残してこちらの誠意を見せることが大事になります。

 これによって親御さんから「この先生は真摯に勉強を教えてくれる人なんだ」という評価をいただければ生徒に多少成績の伸び悩みが発生しても簡単にクビを切るようなことはしなくなります。なので初めから良好な関係作りをするように努力しましょう。もちろん生徒に勉強をしっかり教えることが大前提です笑
 教育方法については各々の教育論があるのだと思いますのでそちらはご自由に。
 
〇親として家庭教師を申し込む人向けの目線
 今度は親が家庭教師を選ぶ場合の目線です。端的に言いまして親は最初に子供に勉強を教えるツールとして家庭教師を選択することはオススメしません。

 まず、家庭教師にアタリとハズレの差が大きくあり、これを見極めるには少なくても次の学校のテストの成績を見てみないことには判断ができず、長期でハズレの先生を引く可能性があるためです。
 二つ目に生徒の方のやる気です。家庭教師は基本的に自室でやることが多いです。そのため生徒は自分と先生しかいない空間で緊張するかだらけてしまうという機会が頻繁に発生します。それをうまくコントロールできる家庭教師だといいのですが、昨今のアルバイトでは家庭教師が生徒を叱る行為は原則禁止とすることがほとんどでトラブルの元になるため、こういった生徒の対応が取れないまま授業することが多くあります。そして三点目は競争意識が芽生えづらいという点です。学習塾などでは定期的な塾内でのテストなどをして開示することである意味ゲーム性を持った勉強の取り組み方で生徒のモチベーションを上げるようにできています。
 しかし、家庭教師の場合は誰とも競わず、黙々と家庭教師と問答するだけになってしまいがちです。これもアタリの家庭教師なら
 うまくコントロールできるのですが、現実はなかなか難しいです。

〇家庭教師から勉強を教えてもらう子供向けの目線
 最後に生徒の目線。私が学生時代の頃は学習塾に通うだけだったので実際に家庭教師の生徒になったことはありませんが、今もし生徒になった場合でどういう風に利用するかについて記載したいと思います。
 まずは家庭教師の立ち位置は生徒に近いということを意識するとよいです。一般的に子供に勉強を教える人ですと両親、先生、友人、塾講師、家庭教師、隣のおじさん(?)くらいでしょうか?
 その中で気軽に勉強についてあれこれ言える人を並べてみるとどうでしょうか?皆さん大体この順番になるのではないでしょうか?

 (気軽に話やすい)友人 > 両親 > 家庭教師・塾講師 > 先生 (気軽に話しかけにくい)

先生によっては気さくな人だと話しかけやすいですが、大体は職員室にいたりするため、話しかけにくい環境で話すことになると思います。
 塾講師もそういう点では先生に近い立ち位置なのであまり一人に対して答えてくれる時間を十分に設けてくれないことが多いです。で、もう一度上記の順番を見たときに一番勉強について理解して話しかけやすい環境を持っているのが家庭教師なのです。


 なので、家庭教師が話す内容がわからなかったら友達感覚で気軽にわからないといっていいくらいの立場なのです。
 家庭教師も若い人がほとんどで、学生の目線に立って話しなおしてくれたりわかるまで付き合ってくれるような考えを持つ人が殆どです。

 だからただ家庭教師の話に耳を傾けるのではなく、自分の意見としてこういう考え方や解き方はいいんじゃないか?と提案などして問答するようにして利用すると、家庭教師の効果を最大限活かすことができると思います。
 これがマンツーマンで勉強を教える最大のうま味です。たまに厳格な立場を重んじる家庭教師もいるという話ですが、そういう人は塾講師にでもなれと言って解約してよいかと思います。

いかがでしたでしょうか。
家庭教師について気になる色々な方の理解になれば幸いです。
こうやって振り返ってみると色々と良い経験をすることができましたので、やれることならまたこういった仕事もやってみたいものです。今度は社会人になって経験したことも含めて生徒に教えてあげたいものです。

それでは、また。