90年代生まれの戯言
田舎者のつぶやきブログ
小説

小説との出会い

6月19日 朗読の日
ロウ(6)ド(10)ク(9)だから朗読の日とのこと。
世間一般では読書の秋と呼ばれる秋ではなく、梅雨のこの時期に朗読とな。

ということで今日は小説の話。
皆さん小説とか活字は読まれますでしょうか?
私は今でこそ大人になって仕事や勉強のためにと活字を読むようになり、多少小説なんかにもハマった時期がある程度の活字歴です。だからまあ読もうと思えば読めなくはないくらいの雰囲気です。
しかし私の友人の中には全く本は読めない読みたくないという人も良くいます。
私も少年時代は活字は苦手を通り越して大嫌いの部類でした。
活字を読まない理由は人それぞれですが、私の場合は家庭が嫌いだった理由の一つにあります。
私の一家は全員本が好きな家庭でした。その中で私は漫画とか絵本とか図鑑みたいなとにかく絵や写真が多く入った本なら好きという部類でした。
でも私以外の両親と兄は小説も好むのです。それだけならよかったんですが、小学生くらいになると自分な好きなものを人に押し付けてくるようになるのです。やれこれはオモシロイから読んでみろだの今時小説も読まんのかだの他の子だってこのくらいの小説は読むぞだの周りに取り残されるぞだの。。。
そんな家族の活字アピールもあって好きでもなかった活字本を読むという行為により一層蓋を占めてしまうようになってしまいました。

当時を振り返ってなんで活字本が嫌いだったかというと絵が入ってなかったから読まなかったという記憶です。
今でも変わりありませんが、私は漫画が好きです。漫画が好きな理由の一つに絵があります。
この色々な絵の線を見るのが好きなんですよね。この線はどうやって出すんだろうとかこういう形に線を書けば人間が笑っている風に見えるんだとか。
活字にはその絵の要素がせいぜい挿絵程度しかありません。
それが一番読みたくなかった理由だったかと思います。
だから当時は俺は一生小説は読まん!と貫いたりもしました。

そんな私でもそろそろ小説を読もうかなと思うときがやってきます。中学生くらいでしょうか。
私が一番最初に読んだ小説はあさの あつこさんの「The MANZAI」という小説です。
あさのあつこさんと言えば小説「バッテリー」が有名な作品ですが、「The MANZAI」はどのくらい有名なんでしょうかね?
あまり外では聞いたことないのでそこまでなのかな?
きっかけは母親が読み終わった本がテーブルに置かれていたのを見たときに
軽く背表紙のあらすじっぽいところを読んだ時に学生が漫才するというストーリーが気になったのがきっかけだったと思います。
漫才ってテレビで見るもんだろ?それが文字だけで漫才なんかできるものなのか?
と自分の狭い常識で考えたときにどういうストーリーになるんだろうと気になり、ページ数もそこまで多くなかったという理由もあったことから読み始めたのが私の小説デビューでした。

小説を読み終わってみると、「なんだ、小説って意外と読めるかもしれないな。」という感覚をつけることができ、中学、高校までは簡単な小説を気が向いたときに読むくらいの感覚に成長することができるようになったきっかけの本になります。
大人になった今ではこの小説のような青臭い小説を読むのは少し気恥ずかしさもありますが、活字読みにくかったり苦手意識を持たれてる方には読みやすい小説なんじゃないかなと思います。
1冊ごとに話も完結していた気がするのでサクッと早い人なら1日で読めちゃうくらいのボリュームなのもオススメですよ。

それでは、また。