90年代生まれの戯言
田舎者のつぶやきブログ
ゲーム

祖父との勝負

11月17日 将棋の日
この日は日本将棋連盟が1975年に制定したそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%86%E6%A3%8B%E3%81%AE%E6%97%A5

File:久徳作 菱湖 島黄楊 根柾杢 盛上 将棋駒.jpg - Wikimedia Commons

我々90年代前半生まれの人間にとっては将棋よりはどっちかというと囲碁をたしなんだ人が多かったのではないでしょうか?

なぜなら2000年代の少年ジャンプの名作漫画「ヒカルの碁」が連載されていたからです。

これは私の田舎の小学校でもブームになりまして、近所の碁会場に小学生がにぎわいました。

逆におそらく少し上の世代の80年代後半の世代は将棋が流行ったのではないかと推察しています。

その理由は同じ漫画として将棋漫画ブームを起こしたといわれる「月下の棋士」が連載されていたからです。
これは私も保育園くらいの頃から作品を認知していた一つであるくらいだから、当時は大分有名だったのではないかと思います。

またドラマ版も2000年に放送されていたためそれも有名になったきっかけかもしれません。

だからか、兄の友人の家や少し年代の上の先輩の家にはちらほら月下の棋士の単行本が置かれていたのを覚えています。

ということは我々の世代が碁会場に行っていたように一つ上の世代とかは将棋会場(将棋の場合は何というのでしょうか?)
に行っていたのでしょうかね?

今日はそのまま将棋の話
上で私は囲碁ブームの世代と言いましたが、将棋を全くやらなかったわけではありません。

私の両親は共働きだったため、ちょくちょく母方の祖父母の家で過ごすということが多くありました。

おじいちゃん 写真 - 無料イメージのダウンロード - Pixabay

そうすると、自宅とは違って祖父母の家では遊ぶものが全くありません。
当時はゲーム機を持ち込むまではものすごく退屈だったのを覚えています。

祖父母の家で遊べる娯楽はテレビと漫画と囲碁とオセロそして将棋でした。

祖父は昭和のボードゲーム3種はすべてたしなんでいたので、私と兄はよく遊び相手として対戦していました。

ですが、私は短期なのと短絡的で考えが浅いせいもあってどのゲームもまともに最後まで拮抗したゲームはできなかった覚えがあります。

今もですが、昔から飽き性だったというのもあったんだろうな。

そしてこの中で苦手だったのが将棋でした。
将棋の何が苦手って、私の場合は駒の性質を覚えるのがとにかく苦手でした。結構同じ考えをもった方がいるんじゃないでしょうか?

それを覚えたうえで初めて勝負する土俵に立てるといったところですが今度は全く祖父に勝てない。

まあそりゃあ当然なんでしょうが経験の差がありすぎて象と蟻が戦うように火を見るよりも明らかと言いますか勝つには相当な幸運が舞い込まなければ勝てませんでした。

もちろん祖父もそこは大人なのでハンデとして金と銀と飛車角抜きとかそういうハンデをくれるのですが、
それでも小学校低学年の自分では全く勝てない。

上で書いたとにかく勝負事には向かない性格に加えて私は負けず嫌いな性格もありました。

なのでいつまでも負けこむこのゲームに嫌気を指して祖父母の家に住んだうちの前半で将棋を指すのは辞めた覚えがあります。

それで私の将棋が終わるかと思いましたが、それに見かねた祖父は別の将棋ゲームで勝負しないかと持ち掛けてくれまして、そのゲームはハマってよく遊んだ覚えがあります。

それがデコピン将棋と崩し将棋とまわり将棋です。

これには幼かった私でも直感的で頭を使うよりも反射神経のようなものと運動神経を使うような感覚、そしてギャンブル性に大きく比重がかかった勝負だったので祖父と互角以上に戦えたような気がします。

そこから私は特にこの中でゲーム性が高く、老人である祖父に勝てるような器用さが求められる勝負として崩し将棋を好んで遊ぶようになりました。

と言っても10回やって2回くらい祖父に勝てるといった勝率ですが笑
それでも普通の将棋だったら1%にも届かない勝率から20%まで底上げできるんですから子供だったらそっちの遊びを取るでしょう。

それから少しずつ私も成長するようになって将棋は全く指さなくなりました。

今思えばもう少し自分の成長のためにも将棋を祖父と指しておけばよかったなと反省しています。

将棋にハマらなかったのはきっと攻め方のセオリーを知らなかったからなんじゃないかなと思います。

簡単な攻め方や駒をお互い少なくして、その駒の特性を導き出すように練習したりすれば、実践で豊富な駒の中から自分の最善手を選ぶことで負けたとしても楽しく将棋を指すことができたんじゃないかなぁと自分自身に反省して、今度私が祖父のように子供と将棋を指すことがあれば教えてあげたいなと思います。

将棋とか囲碁は子供から老人まで一生できる遊びですし、知育的にも良い遊びです。

発想の転換や仕事の進め方なんかもたまに思考回路は囲碁の指し方のような論理で物事を考えるようにして進めたりすることもあるので、早いうちに覚えるのに越したことはないと思うので、皆さんも是非将棋・囲碁、あとオセロなんかも指してみましょう!

今回は以上になります。
しかしこうやって見ると私がよく遊んだこの将棋遊びは祖父にとってはほとんど頭を使わないので苦痛でしかなかったのではないかと今では思いますね笑

祖父には悪いことしちゃったかな。。。でも将棋のルールと攻め方のセオリーとか教えてくれなかったのが悪いんだと責任をぶん投げて終わりにしたいと思います。

それでは、また。