90年代生まれの戯言
田舎者のつぶやきブログ
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災害に強い街

9月5日 クリーンコールデー
この日は1992年に現在の経済産業省の呼びかけで日本鉄鋼連盟・電気事業連合会・日本石炭協会等8団体が制定したそうです。

経緯としてはエネルギー源としての石炭のイメージアップを図り、他の化石燃料に比べて二酸化炭素の発生量が多い石炭をクリーンなエネルギーとするための技術開発に取り組んでいることをPRするために定めたそうです。

ふと思いましたが日本では石炭はどういったところで使われているのでしょうか?

調べてみると、石炭は今でも製鉄所や火力発電所などで使われているようですね。
なるほど、石油では代替できないような技術があるのかもですね。

ちなみに私の出身地の北海道は昔は石炭の炭鉱で栄えた町がいっぱいありました。夕張なんかはその最たる町ですね。

石炭を運ぶラインとして作られた鉄道の路線も年々減ってきており、少ない人口の町では車を持たざるを得ない状況なのは家計にも苦しいですね。

こう考えると老後のスローライフで田舎に住んでもインフラが整備され続けられないとなかなか厳しくなりそうですね。


今日は災害の話。
暑い夏も9月になって陰りが見えてきて、いよいよ秋模様を楽しめる季節になりそうかと思っていた矢先に台風10号がやってきましたね。

これが中々曲者な台風みたいで、いまだかつてない勢力で九州にぶつかるとのことみたいですね。あまり被害が出ないことを祈るばかりです。

しかし台風というものは東京に来てここまですごいものだということを実感するばかりです。

私は北海道の旭川という街で18年暮らしていましたが、まず北海道は台風がまったく来ない場所なのでいつもニュースの映像を見るくらいでしか被害のイメージを理解できていませんでした。

しかし昨年の台風15号が千葉県を直撃したことをきっかけに私も台風を経験することになりましたが、とても恐ろしい災害だということを身をもって経験できました。

私の住んでいた地域は被害はあまりありませんでしたが、一番怖いと思ったのが停電です。

今停電を食らってしまうと、冷凍食品がすべてダメになって生ごみが大量に出てしまうというリスクがあるのはとても怖いですね。

あれ以来東京はいつでも安全なんだという妄信が取り除かれて軒並み冷凍庫の食品を減らすようになりました。
あまり持っていても意味ないものもありますしね。

次に地震。
こちらも旭川は地盤がしっかりしているせいか住んでいて震度3以上を経験したことは18年間の記憶のなかで覚えているだけでも1,2回くらいのものでした。

その一つが東日本大震災です。
私が高校3年生の受験でナイーブになっていた時期ですが、地震が発生した時は私はベッドで寝ていましたが、当時の揺れは旭川で経験したことがないくらい大きい揺れだったのを今でも覚えています。

そしてガラケーでの緊急地震速報を聞いたのもあれが最初で最後だったのではないでしょうか。

最初は自分が無意識に貧乏ゆすりでもしていて気づかなかっただけかと思っていましたが、足に意識を向けても全然揺らしていない。そこで周りを見ていると棚が揺れている。

棚が揺れる姿なんて生まれてから一度も見たことがない。 ここでしばらくぼんやり考えていたらいつの間にか揺れが収まり、終わってからようやくこれが地震だと気づきました。

それくらい旭川という場所は地震が起きません。私が旭川を離れてから大きい地震を経験したのだと北海道胆振東部地震の時くらいじゃないでしょうか。

そう考えると、旭川という街は非常に災害には強い地域なのではないかと思います。

上で書いたように北海道の地形により台風は滅多に来ないですし、旭川は大雪山を加えて雄大な山々に囲まれた場所のため滅多に台風が来る頃には勢力を弱まった状態できます。

そして地震も地盤がしっかりしているのでそうそう強い地震を食らうことはありません。あとは洪水ですが、こちらも北海道の中心地のため海からは一番影響が少ない場所になります。


う~ん、じゃあ旭川で怖い被害は何だろうか?
と考えて一番怖い災害はやっぱり「寒さ」ですね。
まず北海道というだけで冬は極寒ですが、旭川はまあまあ雪が降る上に寒さは北海道の中でも有数の寒さを誇ります。

そんな中で万が一電気や灯油が切れてしまうなんて事象が発生してしまうと、簡単に命の危険に直結してしまいます。

だから北海道胆振東部地震で北海道中が停電になったニュースを見たときは「これが冬じゃなくてよかった」と何度も思いました。

北海道はこの寒さ対策をしっかりすればある程度の災害には非常に強い場所なので住むにはとてもいい場所かもしれませんね。

少なくても昨今の台風事情をこの時期毎回見ているとやっぱり西日本で家を持つのは災害に見舞われたらと思うと住むのは難しそうだなーって思っちゃいますね。

それでは、また。